久留米織 ―毎日に寄り添う、やさしい肌ざわり

久留米織 ―毎日に寄り添う、やさしい肌ざわり

久留米織とは

「久留米織(くるめおり)」という名前を、最近よく見かけるようになった―そう感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

久留米絣と並んで、福岡県筑後地方を代表する織物として知られる「久留米織」。

そのルーツは江戸時代から続く久留米絣にあり、明治初期、染織家・小川トクによって「久留米縞(くるめじま)」として新たに生み出されました。

明治時代には筑後地方の主要な特産物として生産、全国各地へと出荷され、その名は広く知れ渡りました。

 

 

 

着てわかる、やさしさと心地よさ

久留米織の魅力は、なんといってもその肌ざわりの良さ。

さらっとした手触りと軽い着心地、汗ばむ季節にも快適さを提供します。

毎日でも着たくなる、飽きのこないナチュラルな風合いが魅力です。

国産綿100%の優れた品質で通気性が良く、丈夫な生地はおうち時間にも外出にもぴったり。

「気づけば、つい手に取ってしまう」—そんな存在になってくれる一枚です。

 

 

 

久留米絣(かすり)との違いは?

「久留米絣」と「久留米織」。

どちらも織物のまち、備後地方で生まれたものですが、その製法や特徴には違いがあります。

 ・久留米絣:糸を括って染める手間のかかる技法で、繊細で様々な美しい柄を織ることができます。1957年に国の重要無形文化財に指定され、1976年には経済産業大臣から伝統工芸品にも指定されています。

 ・久留米織:久留米絣の手間を省き、品質の良さを保ちつつ、より手軽に現代的に作られたもの。先染めの糸を機械で織ることで、丈夫で色鮮やかな生地に仕上がり、洋服に適した広幅での生産が可能です。

 

どちらも熟練の技と設計が必要で、日本の織物文化の奥深さを感じさせる素材です。

 

 

 

大人の装いにこそ、久留米織を

年齢を重ねるごとに、「着心地」や「扱いやすさ」に敏感になるもの。

久留米織は洗えば洗うほど肌に馴染み、ふんわりとした風合いが出てくるので、長く愛用する楽しみも味わえます。

着心地の良さと、さりげないおしゃれを両立したい方に。

久留米織の服は50代からの毎日に、やさしく寄り添ってくれます。

 

久留米織の服はこちら

 

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